故障修理:BMW ミニ

BMW ミニ

RA16 平成17年式 エンジン始動不能

■■キュルキュルとスターターは回転するが、エンジンがまったく掛からない状態。

 

車検が終ってから4ヶ月。突然エンジンがまったく掛からなくなったとの事。
エンジンキーを回しても「キュルキュル」モーターが回るのみで、掛かりそうなそぶりがまったく無い。
今までこの様な事があったか問診した処、エンジンチェックランプは2回ぐらい点灯したとの事。
一先ずレッカーで搬送され、お預かりさせて頂いた。

 

確かにスターターモーターが回るが、まったく掛からない。初爆も無し。
まずは基本点検。圧縮はOK、火花もOK、インジェクター作動もOK、ただ、燃料ポンプの作動音は無し。
一先ず燃料がエンジンに行っていない様子。それでは掛かりません。
ただ、エンジンチェックランプ点灯は燃料ポンプ作動せずとは関係無いので、そちらはスキャンツールでチェック。
するとP0130 ラムダセンサー回路異常が残っていた。O2センサーであれば、エンジンが掛からない事とは
直接関係無い。一先ずこちらは置いておいて、燃料ポンプ系統を点検することに。

 

メイン画: ヒューズ、リレーはOKだったので、燃料ポンプをチェック。ポンプは左後席下に、燃料フィルターは右後席下の
各サービスホールを開けるとご対面出来る。
ポンプのカプラーを外し、電源、アースを点検。こちらは異常無し。一応ポンプ単体にも加電してみるが
反応なし。ポンプ単体不良でした。

 

左下画像:
エンジン始動不能の原因は特定出来たので、O2センサー系統もチェック。
ただエンジンが掛からないとセンサー本体の点検は出来ないので、配線とコンピュータのみ一先ずチェック。
O2センサーテスターを使うと、リッチとリーンの擬似信号を出す事が出来るので、テスターとスキャンツールを接続。
各擬似信号をエンジンコンピュータが受け取っている事が確認出来た。センサー単体NGの様だ。

 

この時点でお客様にご報告申し上げた処、各修理をご依頼賜ったので、部品交換をする事に。

 

中下画像:
まずは燃料ポンプを交換。こちらは国産車と特に変わりないので、スムーズに交換完了。
キャップでポンプを抑えているタイプだが、汎用の工具で問題無く外せた。
フィルターも同様にキャップを外してタンクから引きずりだしたのだが、フィルターケースが外れない!! スリットの感じだと普通に左回しで外すのだろうと判断出来たが、とてつもなく硬い。
心配だったのでディーラーさんに問い合わせてみると、特別な方法は無いとの事。
マイナスドライバーを引っ掛けて、何とか回す事ができ、ケースを分解出来た。
新品とフィルターを見比べると、歴然。かなり汚れが見られた。詰まったりしている様子は無いので、
交換、組み付けをし、始動すると問題なくエンジン始動する事が出来た。

 

右下画像:
さらにスキャンツールにて交換したO2センサーの波形を確認。ちゃんとリーン、リッチを繰り返している。

 

暖気後のデータモニターを見ても、きれいな数値が出ている事が確認出来たので、
作業完了とした。

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