スバル エクシーガ 法定12か月点検 日野市 八王子市 多摩市 国立市 立川市 東京


故障修理車検・点検

CVTオイル漏れ修理など スバル エクシーガ

平成25年式 DBA-YAM 走行距離48,433km

12か月点検でお預かり致しました!
お預かりする際、2点、ご相談を受けました。
1つはご自身でバッテリー交換後、エンジンが始動出来なかったり、エンストしたりする様になってしまったとの事。
バッテリー交換する際、バックアップに失敗してしまったそうです。

自動車は、使用過程においてスロットルボディにカーボンが溜まる事でエンジン内に取り込む空気量が変わってしまう為、
エンジンコンピューターは自己学習し、スロットルボディが適切な開弁量となる様、制御しています。
ただバッテリーを外してしまうと学習履歴のデーターが飛んでしまう為、適切な制御が出来なくなってしまいます。
結果、エンストやエンジン始動不能という症状が出てしまう訳です。

一先ず学習履歴を再度リセットし、再学習を実施。
再学習後、エンストやエンジン始動不能という症状は出ませんが、ややアイドリングが不安定な状態。
スロットルボディを点検してみると、大分汚れています。清掃が必要ですね・・。

もう1つは灯油が混じったボトルにウォッシャー液を入れ、補充してしまったとの事。
そのまま放置だとゴムがぐにょぐにょ状態になってしまうので、パッキン類や途中のゴムホースに
ダメージを与えてしまいます。またガラスに油膜が張ってしまう事にもなります。
タンクの洗浄が必要です。
フェンダーライナーを外し、ウォッシャーポンプを取り外し、タンク内部の液を抜き取ります。
幸い、灯油の量は少なく、混入してから日が経っていなかった為、ゴム類にダメージは無い状態。
抜き取り後、お湯を注入、洗浄を繰り返し、外したポンプパッキンのみ交換させて頂きました。

これ以外で目立つところはCVTのオイルパンからオイルが漏れている状態。
フルード自体もそろそろ交換時期だったので、オイルパンパッキン打ち変え、フルード交換をお勧めした所、
作業のご承認を頂きました。
フルードはフラッシング後、トルコン太郎で圧送交換にて交換致しました!

後はエンジンオイル、エアコンフィルター、玉切れしていた左ポジション球の交換を実施しました。

  • 基本点検料 ¥14,000-
  • エンジンオイル Wako’s ex-cruseスペシャル5W-30 ¥0- (法定点検時、無料)
  • ドレーンパッキン ¥100-
  • PETRA シンセティック・オイル・エネハンス ¥3,000-
  • ブレーキクリーナー ¥1,800-
  • エアコンフィルター取替 ¥3,000-
  • エアコンフィルター ¥3,600-
  • CVTオイルパン脱着、ガスケット取替 ¥8,000-
  • オイルパンガスケット(液体パッキン) ¥3,110-
  • CVTF圧送交換(スキャンツールにて油温管理含む) ¥8,000-
  • Wako’s CVTFプレミアムスペック ¥3,400-×19ℓ
  • PETRA トランスミッション・システム・クリーナー ¥2,500-
  • PETRA ユニバーサル・シンセティック・CVTコンディショナー ¥3,600-
  • オイルパンガスケット ¥100-
  • フィラー・ガスケット ¥300-
  • パーツクリーナー ¥1,800-
  • フェンダーライナー脱着、ウォッシャータンク廻り点検 ¥4,000-
  • ウォッシャータンク洗浄一式 ¥2,400-
  • クリップ、ライナー ¥60-×4
  • パッキン、ウォッシャーポンプ ¥130-
  • ポジションバルブ ¥150-
  • 吸気系清掃一式 ¥0-
  • Wako’sスロットルバルブ・クリーナー ¥2,900-
  • PETRA フューエルシステム・クリーナー ¥5,200-
  • Wako’sフューエル1 ¥2,160-
  • ECU再学習施工 ¥0-

整備小計¥134,690-、消費税及び早期ご予約割引が入った総額は¥147,159-となりました!

 スロットルボディの状態。黒くなっている部分が堆積しているカーボンです。

 清掃イメージです。スロットロバルブ・クリーナーでスロットルボディを清掃、スロットルボディ以降をフューエルシステム・クリーナー(イラストはVIC)で清掃、燃料タンクやインジェクターはフューエル1で清掃します。

 スロットルボディ清掃後です。清掃後、エンジンコンピューターの再学習を施工し、完了です。

 ウォッシャータンクです。ゴム類の劣化は無かったので、液体の抜き取り、洗浄を施工しました。

 オートマオイルパンの状態。漏れたフルードが雫になっていました。

 フラッシング剤で内部洗浄後、フルードを抜き取り、そしてオイルパンを外します。
画像はオイルパンを剥がした状態。まずは劣化したガスケットを除去します。

 オイルパン側、こちらもガスケットを除去します。

 各々、シールパッキンを取り除き、清掃した後の状態です。

 

 シールパッキン打ち変え後です。パッキン乾燥後、新しいフルードを注入し、フルードを圧送交換します。

 スバル車のCVT、オイルクーラーのレイアウトです。オイルークーラーにはエンジン冷却水が流れるIN、OUTのホースとオートマオイルが流れるIN、OUTのホース、4本が刺さっています。フルードの圧送交換は、オートマ側のホースを取り外し、オイルチェンジャーを割り込ませ、ミッション側のオイルポンプの油圧を利用し、フルードを全量交換します。従いまして、オイルクーラーがミッションに直付けされ、バイパスホースが無いタイプのA/T車やCVT車の場合、圧送交換は出来ません。
なお、イラストの矢印はオイルの流れをイメージした物ですが、流れる方向は逆かもしれません。悪しからず。

 

 オイルチェンジャー、トルコン太郎を接続した状態。フルード交換を実施します!

 抜き取りした古いフルード。大分黒く汚れています。今回オイルパンを剥がし、半分位抜けた状態から抜けた分を補充し、その後圧送交換をしている、つまり半分は新しいフルードが入った状態でこんな感じです。4万km走行でも、結構汚れている訳です。

 注入している新油はこんな感じ。Wako’sのCVTFプレミアムスペックの色味は黄色、原色です。赤や緑っぽいのは着色して、その様な色になっているそうです。

 交換後、ミッション内部を流れているフルードの状態です。トルコン太郎内部には複数のフィルターが設置されており、交換後、暫く内部を循環、ろ過させる事でより内部をクリーンにします。
トルコン太郎を取り外し、更にPETRA社のCVT専用添加剤 ユニバーサル・シンセティック・CVTコンディショナーを注入した後、油温をメーカー指定値まで下げ、オイル量を調整します。
ユニバーサル・シンセティック・CVTコンディショナーはベルト式やチェーン式のCVT、DCT等、幅広いミッションに使用できる添加剤です!

 エアコンフィルター、大分汚れていました。